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昨年「子ども大学たかやま」で、高山の子どもたちに向かって
「社会は損得を超えられるか」と問いかけた社会学者の宮台真司さん。
その白熱講義は同席した大人たちの胸を強く打ちました。
今回はあらためて、高山の大人たちに向かって語りかけてくれます。
「損得を超えられる社会の実現」
未来のゆたかなくらしのためのキーワードです。

たとえば高山は雪国です。
温暖な地方のひとたちからすれば、
雪なんてさぞや自由のきかない不便な「制約」におもえるでしょう。
しかし私たちは、
雪という制約があるから、そこに地域のみんなで助け合ったり支え合ったりする
心のゆたかさが育まれることを知っています。
つまり制約が、ゆたかさの鍵です。
制約は、ゆたかさの条件になります。
制約をつくれば、ゆたかさをつくることができるのです。

高山の地域資源を生かした未来のライフスタイルをみんなで思い描く
高山エネルギー大作戦。
4年目の大作戦は、いよいよ大きな時代の節目を迎えました。
アメリカではトランプ共和党政権が誕生しました。
行き過ぎたグローバル経済に歯止めがかかり、
地域コミュニティが見直され地産地消が求められる時代になると言われます。
「エネルギーの地産地消の実現」
それが高山エネルギー大作戦の目ざすところであるのは言うまでもありません。
しかし地域にあるもっとも価値ある資産は、豊富な水でも地熱でもありません。
いちばんのエネルギーは、人です。
とりわけ本来的な「制約のあるゆたかさ」の生き証人である
90歳以上のお年寄りたちです。

大正うまれのおじいちゃん、おばあちゃんの語りの中に、
私たちの未来にとってかけがえのない大切なお宝が眠っています。
それを掘り起こし、みんなでシェアすることから
高山市民のほんとうのゆたかなくらしが見えてきます。
「90歳ヒアリング」というユニークなまちづくりの手法を用いて、
自分たちの手で自分たちのくらしに希望の灯をともす
高山エネルギー大作戦の新たな一歩をはじめます。

 

 



お問合せ : 高山市環境政策部環境政策推進課  ℡ 0577-35-3533